恋は錯乱。愛は狂乱。
僕の思想に強く影響を与えたのは銀杏BOYZのボーカル峯田和伸です。
その音楽性から青春パンクと言われている銀杏BOYZですが、今の僕を作りあげたのは銀杏BOYZがあってこそです。
僕が銀杏BOYZを知ったのは小5の時。
従兄弟が銀杏BOYZの曲を僕に聴かせてくれました。
「コレうるさいけど聴いてみな。かっこいいから。」
いいですか。僕はまだ小5です。
そんな僕にザーメンとかSEXとか叫んでる様な音楽を聴かせるなんて従兄弟もどうかしています。従兄弟も銀杏BOYZのせいでおかしかったんだと今は思います。
まあでも実際に聴いてみるとやっぱりうるさいんです。
しかも歌詞だって下品なんです。
だけど、こんなに下品で美しい音楽が存在するの!?
精子にまみれた甘酸っぱい青春をここまで代弁してくれるなんてこの人は何なの!?
と初めて精通したかの様に、ビリビリ!っと全身に何とも言えぬ衝撃が走りました。
まるで全身性感帯です。それだけの衝撃が僕を包みました。
そこからは早かった。すぐにアルバムを買い、歌詞カードを読み漁り学校の机や壁に歌詞を書いたり、登下校中に全力で歌ってみたり、どうかしています。
だから峯田がやったり、やりそうな事はとりあえずやりました。峯田に認めて欲しかったんです。
小学生の間は登下校中に歌ったりするぐらいでしたが、中学生にもなれば思春期と重なり、さらにどうかし出しました。
深夜親が寝静まったのを確認し、母校の中学校まで。手にはiPodと木刀。
iPodの音量はマックスに。
爆音が鳴り響く。遠藤ミチロウが叫んだ。
「吐き気がするほどロマンチックだぜ!!」
それに合わせて僕は絶叫しながら校庭の木や学校の壁を叩きまくる。手の皮が剥けようが関係ない。ただ叫ぶ。ただ叩く。
そこに理由なんて無い。思春期のモヤモヤ感と峯田に認めてもらいたい僕の恋心にも似た感情が入り混じり、深夜の校庭に僕の絶叫が響き渡る。
終わった後、声はガラガラ体は汗でビチャビチャ。
だけど底知れぬ達成感があった。
僕はやったんだと。僕は何にも考えずただ生きてる同級生達とは違うんだと。
どうかしていますし、ただの馬鹿です。
見事中2病に侵されています。
この他にも色々やりました。
ですが流石にブログでは書けません。
どうかし過ぎているからです。
今は良き思い出として上手く消化出来ているので、この時の僕を可愛くさえ思います。