真面目な柔術論2
この前はパスの止め方書いたので今回はトップポジションのコンセプトをまとめます。
相手が引き込んだり、自分がテイクダウンした時にトップポジションを取れたら、まずは自分の姿勢作る。
これを意識しなければいけません。
トップポジションにも色々な形があり、大まかに言うと
・両足で立つのか
・片膝を着くのか
・両膝を着くのか。
大体この3つだと思います。
今回は立っていたり、片膝を着いている場合です。
この時に自分の頭が下がっていたり、脇が開いていたり、ケツが上がっていると自分の体勢が崩れているのでガード側は凄く攻めやすいです。
なのでしっかり背中を立てる、ケツを落として重心を取る、無防備に脇を開けない。これを徹底します。
ですが相手もガードを作って攻めたいので僕の体勢を崩してくるはずです。
この体勢を作る、崩すの攻防を妥協してはいけません。相手の組手をしっかり切り、常に思い通りに動ける姿勢を作ることが大事だと思います。
この攻防を妥協してガードを作られたままパスを狙うとカウンターでスイープをもらったりするので、ここは徹底しましょう。
次に相手がガードを作ってきたら、相手の組手を切ります。
ここで大事なのは状況を判断する力です。
ちんたらどこから対処しようか悩んでいる暇は無いので、現在の置かれている状況を理解し一早く対処しなければいけません。
絶対では無いのですが、組手を切る順番として
・一番厄介な組手
・とりあえず外しやすい組手
の順番で僕は外して行きます。
まず自分の体勢はどの組手で大きく崩されているのかを理解しなければいけません。
・襟を持つ手が邪魔ならばその手を切る。
・腰を蹴られている足が邪魔ならばその足を跨ぐ。
などです。
時として一番厄介な組手を外したいけども、その組手を外すのに別の箇所をフリーにしなければ外せない場合があります。その時は外せる所から外し、一番厄介な組手を外しに行きます。
そうして出来た体勢を大事にしながらパスガードを狙っていけば良いのかなと思います。
まあ基本的にガードを作らせてはダメだと思います。
めんどくさいので。
でも、同じ実力だったり自分より強かったりするとガードを作られるのは仕方ないかもしれません。意識としてガードを作らせない事を念頭に置いおきます。
今の僕はこう言う考え方です。